キャッシング 金利のヒミツは
「子育てに絶好の環境」と言われますが、団地の三DKは五○平方メートル程度と狭いこともあり、リフォームしたてでも販売価格は約一○○○万円。
九○年代はじめの約三分の一に下がっています。
これらの地区は日本全体の倍の速さで高齢化が進んでいると言われており、特に戸建て住宅と公営住宅の高齢化率は二○〜三○%と高い数字を示しています。
全国平均が三○%を超える五○年後、ニュータウンはどうなっているのでしょう。
今日のニュータウンでさえ、高齢者の独居死が目立ちはじめ、そのうち死後一週間以上たって発見された孤独死が一割近くもあるのです。
ニュータウンは価値も下落しています。
東京都多摩市にある永山団地には五階建てを中心に古びた鉄筋コンクリートの団地が並んでいます。
それでも買い手が付かず、現在の入居者が亡くなるのと同時期に町も死んでしまうでしょう。
都市の集約化とも言えます。
いま日本の町はベルトのように連なっています。
このベルトが切れて断続的になっていくでしょう。
これはイギリスの町並みと同じです。
ロンドンからヒースロー空港へ向かう車のなかの窓の光景を思い出してください。
ロンドンは大きな町ですが、郊外に向かって二○分も車を走らせると、なにもない原っぱが続きます。
東京ではこんなことは考えられないでしょう、丸の内から車で二○分圏内に原っぱなんて。
こうして町が死んでいくと、市街地とそうでないところの差が明確になっていくでしょう。
ロンドンも昔からそうだったわけではなくて、そうならざるを得なかったのです。
高齢化が進むと、便利な町でないと人は暮らせません。
病院に行くまで一時間かかるような場所には住めないのです。
利便性の高いところに住むというのが人間として当然の生活パターンなのです。
それが進んでいったのがロンドンであり、日本も近い将来そうなるのです。
ロンドン周辺では原っぱのなかを引き続き、車を走らせると小さな町が現れます。
町を通過すると、また原っぱ、そしてまた小さな町が現れます。
これが近い将来の日本の姿です。
いま日本の都市は帯状に連なっています。
切れ目はほとんどありません。
ところが人口が減っていくと、人の住む場所が集約されるようになるでしょう。
たとえば埼玉だったら人の住んでいる地区は大宮周辺に集中するというような感じです。
日本で起こる現象はほぼイギリスの後追いなのです。
イギリスはかつて大英帝国と呼ばれた時期がありました。
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